ランディ・ウィリアム・バス
ミネソタ・ツインズ(1977)-カンザスシティ・ロイヤルズ(1978)-モントリオール・エクスポズ(1979)-サンディエゴ・パドレス(1980〜1982)-テキサス・レンジャーズ(1982)-阪神タイガース(1983〜1988)
神様来日しました。
1983年成績 113試合 .288 35本 83打点
パワナンバー:12500 41197 44771
神様・仏様・バース様！今も語り継がれる阪神史上最高の助っ人、ランディ・バースの初年度です。
成績を見たり出来上がった能力を眺めながら思いました。なんか凡。凡は言い過ぎかもしれませんがバース感はない。やっぱりミートパワーSってそれだけで威圧感あるね。ただ成績は今基準で見ても大当たりの部類に入ると思います。これがこの年に早くも解雇の危機にあったのは恐ろしい話。シーズン序盤の調子が上がらない時期の話だったり今よりも外国人枠が厳しかったり色々仕方ない面もありますが、もしここで解雇していたら85年の優勝はなかったでしょう。残したのは英断です。まぁ翌年も本塁打が減った(27本)とかでまた解雇の危機に遭うんですけど。
冒頭でも凡と書きましたが、この年はよくいる一塁専の長距離砲といった感じ。後の2年連続三冠王やNPB最高打率といった快挙達成の裏には日本野球へ適応する努力があったと言われています。掛布から甲子園の浜風対策の流し打ちを伝授されたり、大洋長崎のミートバッティングを研究したり。来てすぐそれなりの成績を残しながらも努力を続けたところが、三冠王や球団野手最長タイの6年在籍に繋がっていたのでしょう。それだけに退団の経緯はもうちょっとどうにかならなかったんですかね。ゴタゴタで辞めていくのよくないよ。
