フィリップ・ジョセフ・ネビン
ヒューストン・アストロズ(1992〜1995)-デトロイト・タイガース(1995〜1997)-アナハイム・エンゼルス(1998)-サンディエゴ・パドレス(1999〜2005)-テキサス・レンジャース(2005〜2006)-シカゴ・カブス(2006)-ミネソタ・ツインズ(2006)
元全体1位初のメジャー指揮官
2001年成績 149試合 .306 41本 126打点 4盗塁
パワナンバー:12400 91529 38946
エンゼルスの現監督、フィル・ネビン監督の選手時代です。キャリアハイの41ホーマーを記録した2001年再現。
1992年にドラフト全体1位でアストロズへ入団。実はこの時アストロズのスカウトは高卒遊撃手を指名すべきと主張していたが、球団が高額の契約金を要求されることを恐れてネビンを指名したという話があったという。この時の高卒遊撃手が同年の全体6位でヤンキースに入団したデレク・ジーター。通算3465安打の名選手を指名しなかったことはアストロズの球団史に残る汚点と言われている。
ではネビンがハズレだったのかというとそうでもなく、メジャー12年で打率.270 208本 743打点と悪くない成績を残している。…全体1位ということを考えると少し物足りないか。
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基礎能力
ミート C67:メジャーで3割なのでB前後の感覚で。リーグ21位と考えると少し高くしすぎたかもしれない。
パワー A85:打球速度とかのデータはないので素直に本塁打数などから。41本塁打はリーグでは7位の記録。本塁打王は73本のバリー・ボンズ。頭おかしい。
肩力 B70:元々が捕手、コンバート先が三塁や外野両翼なことからそれなりの肩はあったと推測。
捕球 F38:失策はどのポジションも多め。また、2001年は前年に続いてリーグワーストの27失策。捕球と送球の比率が2001年は分からないが、2002年を見てみると半々なので捕球もある程度低めに。
守備適性:C・1B・3B・LF・RFとキャリア全体では様々なポジションを経験している。ただ2001年は3B専任なのでサブポジションはなし。
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特殊能力
対左投手B:打率は対左投手の方が高い。(.329/.297)
プルヒッター:本塁打は大半が引っ張り方向への打球。
初球◯:初球打率は.442、OPSに至っては1.357とリーグトップの成績。
マルチ弾:1試合複数本塁打はこの年4試合。10/6のロッキーズ戦では1試合3発を記録。
満塁男:満塁時は.524 4本 30打点。グランドスラム4本はこの年のメジャー最多。
送球F:捕球のところでも書いたが送球エラーもそこそこ多そうなので。また捕手時代の盗塁阻止率が低かったり、キャリア晩年は1Bに回されていることから送球難も抱えていたと思われるため。
選球眼:記録がある年だけでもO-swing率は20%前後と選球眼は高め。
慎重打法:P/PAは4前後でどちらかというとしっかり見ていくタイプ。