てんかのパワプロ雑感

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カール・ヤストレムスキー(BOS'67)【パワプロ2022】

カール・マイケル・ヤストレムスキー

ボストン・レッドソックス(1961〜1983)

インポッシブル・ドリームの立役者

1967年成績 161試合 .326 44本 121打点 10盗塁

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パワナンバー:12900 01477 26922

長らく「最後の三冠王」と称されていたカール・ヤストレムスキー選手です。現サンフランシスコ・ジャイアンツのヤストレムスキーは孫。

1961年に21歳でメジャーデビュー。MLB史上最高の左翼手と称されたテッド・ウィリアムスの後釜としてプレッシャーがかかる中、ルーキーイヤーから2桁本塁打を記録する。ちなみに本塁打が2桁に乗らなかったのは1981年の1度だけ。

今回再現した1967年は三冠王を獲得。これ以降2012年のミゲル・カブレラまで44年間三冠王が出なかったため、最後の三冠王と言われていたことも。

当時低迷していたレッドソックスはヤストレムスキーの活躍もあり見事リーグ優勝。直近5年の平均順位は8位、前年は2年連続となる9位*1。そこから一気に優勝へと駆け上がったため、「インポッシブル・ドリーム」と称された。

シーズンを通しての活躍もさることながら優勝を争う最終盤の活躍も外せないポイント。あと2試合を残して4チーム*2が優勝圏内という白熱する展開。特にレッドソックス・ツインズは残り試合が直接対決のみのため、絶対に負けられない場面。ヤストレムスキーは2試合合わせて8打数 7安打 6打点の大暴れ。チームを21年ぶりの優勝へと導いた。

その後はレッドソックス一筋23年、43歳までプレーし1983年に現役引退。1989年にアメリカ野球殿堂入りし、その記念として23年間背負った背番号「8」がレッドソックス永久欠番に指定された。

  • プレースタイル 

スタイル云々より記録を列挙していった方が伝わるんじゃないでしょうか。

歴代2位、ア・リーグ最多の3308試合出場!歴代6位3419安打!同じく歴代6位の1845四球!オールスターゲーム18回出場!ゴールドグラブ賞7回!首位打者3回!三冠王

…ね?

  • 基礎能力

今回は割とキャリア全体を見て作ったところ多し。

弾道3:この年は44本塁打を記録したが、40本超えはこの年を含めて3度。その他の年は最高28本止まりでなんなら10本台がほとんど。そこを考えると3でいいのかなと。あと個人的にミート&パワーAなら弾道は3の方がかっこいい。

ミートA82:打率.326で首位打者。翌年も首位打者なのでAをつけてもいいんじゃない?

パワーA88:メジャーで44本塁打なのでこれくらいはあってもいいんじゃないでしょうか。グリーンモンスターを超えるパワーもあるし。

走力C65:二塁打や盗塁を見るとこれくらいかなーと。

肩力A84:リーグ最多13補殺の強肩。

守備力B73:当時のゴールドグラブ賞では外野はポジション毎に分けられておらず一つの括り。その時代でレフトにも関わらず7回受賞しているのは素直に凄い。

捕球E42:7失策、守備率.977とこの辺りの数字は悪め。

  • 特殊能力

ケガしにくさA:実働23年で3308試合出場。年平均で144試合出場と欠場がとても少ない。またシーズン200安打を達成せずに通算安打数でベスト10に入っているのはヤストレムスキーただ1人。ここからも試合に出続けて積み重ねた数字だということがわかります。

走塁C:二塁打31、三塁打4。二塁打は前年までは2年連続でリーグ最多。

送球B:シングルヒットで3塁を周りかけて帰塁したランナーを刺すなど送球は正確。

回復C:いつもの。Bにしても良かったかも知れん。

アベレージヒッター:三冠王です。打率.326です。翌年も首位打者を獲ることも込みで。

パワーヒッター強振多用:44本塁打。他の年度だと要らないかもしれない、本塁打王の67年は必須。

プルヒッター:映像を見てる限り引っ張りのイメージ。もちろんレフトへの本塁打もありましたが。「そもそもフェンウェイ・パークでレフトにコンスタントに打ち込める左打者なら、もっと本塁打数が伸びてたんじゃないか?」という想像込みです。

固め打ち:猛打賞17回。

粘り打ち:三振69、K%は10.1%と非常に優秀とされるレベル。

威圧感:三冠王

守備職人積極守備:ゴールドグラブ賞7回はもちろんのこと、ダイビングキャッチやスライディングキャッチなどプレー自体もまあまあ派手。よくファインプレーを普通のプレーに魅せるのが最高の守備とも言われます。しかしダイナミックなファインプレーも、娯楽としての野球の側面を考えると最高と言えるものなんじゃないかと思ったり。

満塁男:打数が少ないですが.800(5-4)11打点と高い数字。得点圏打率.331と得点圏で強いという訳でもないのでつけました。正直特能を盛り気味にしたかったということは否定しない。

盗塁F:成功率.556(18-10)と良くはない数字。当時の盗塁への価値観はわからないですが、今だと走るなと言われる成功率。まあ当時の盗塁王キャンパネリスは成功率.775なので、さすがに成功率55%は良くない部類でしょう。

調子安定:20年連続2桁本塁打や生涯打率.285などキャリアを通しての調子安定。

選球眼:91四球、出塁率.418。というか23年のキャリアの中で四球<三振を記録したのが3度だけっていうのは凄すぎない?

人気者:21年ぶりの優勝へ導いた三冠王レッドソックス一筋23年、永久欠番。つけない理由がないでしょう。

*1:当時は10チーム編成。10チーム中の平均順位が8位なので中々の低迷っぷりかと

*2:レッドソックス・ツインズ・タイガース・ホワイトソックス