掛布雅之 (かけふ まさゆき)
満身創痍のミスタータイガース
1987年成績 106試合 .227 12本 45打点
パワナンバー:12500 01483 11240
4代目ミスタータイガース*1掛布雅之です。再現年は1987年。
1985年に日本一を達成してからはチーム・掛布本人ともに調子を落とすことに。86年は死球による手首の骨折を始めとして3度の故障離脱。出場も67試合に留まり本塁打も1桁の9本に終わる。
翌87年も不振は続き、一時はプロ入り初の2軍落ちも経験する。この年はなんとか本塁打は2桁に乗せたものの.227 12本 45打点と4番としての仕事は果たすことができず。チームは球団ワーストの勝率.331で最下位に沈んだ。日本一の歓喜からたった2年後のこと。
結局掛布の打撃が上向くことはなく88年に33歳の若さで引退を決断。他球団からの誘いもあったがミスタータイガースとして縦縞のユニフォームで現役を終えることを選んだ。
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プレースタイル
元々は中距離打者だったが、当時の主砲・田淵幸一が移籍したのを機に長距離打者へ肉体改造。腕力ではなく、腰の回転で打球を飛ばす打法で小柄ながら本塁打を量産した。また左打者にとって厄介な甲子園の浜風*2を逆に利用する打法を研究し、レフトへの流し打ちの本塁打を増加させた。
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基礎能力
全体的な輪郭はOB版に沿って。
弾道:3。本塁打12本なので3かなぁ…?でもちょっと試合数が少ないし4のままでも…。→長打率.372。うん。4はないわ。
ミート:F33。打率は.227と規定打席に到達した年として自身最低の数字。
パワー:C65。一応2桁本塁打。とは言え長打力は前年よりもさらに落ちているのでこのくらい。
走力、肩力:OB版から変更なし。
守備力:D50。日本一になった85年は試合終了まで守備に就いていたがこの年は守備固めを出される試合が目立った。86年には守備での怪我が2回あったりと守備力自体は落ちてそうなのでOB版から-10。
捕球:F37。17失策、守備率.930とよろしくない数字。
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特殊能力
走塁C:三塁打が3本と足の割に意外と多かったりする。3年目の76年には7本の三塁打を記録していたり走塁は上手いんだと思う。84〜85年に二塁打・三塁打が減っている?前がバースだからじゃないんですか。
回復C:OB版から2ランク下げました。そんなところ。
広角打法:甲子園の浜風を利用したレフトへのホームランが掛布のバッティング。広角打法がない掛布なんて掛布じゃない。
粘り打ち:85年までは四球が多く三振が少ない選球眼に優れた打者だったが、86年以降は四球が激減。三振も増えてはいるが四球の減少ほど悪化してはない*3ので、選球眼を削除して粘り打ちを追加する形に。ミートF33まで下げてるのでこの辺は多少盛ってもいいという精神で。
チャンスF:打率.227に対して得点圏打率が.178。
ケガしにくさF:前年の86年は手首への死球含め3度怪我で離脱。この年も腰痛に悩まされ万全とは言えない体だった。
併殺:106試合で9個。
人気者:85年とかなら文句無しでつけてる。ただ87年は前年からの不調が続いていたり、開幕前にオーナーに大目玉食らっていたりで人気は落ちてそう。なので今回は不採用。