てんかのパワプロ雑感

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オールド・ホス・ラドボーン(PRO 1884)【パワプロ2022】

チャールズ・ガードナー・"チャーリー"・ラドボーン

バッファロー・バイソンズ(1880)-プロビデンス・グレイズ(1881〜1885)-ボストン・ビーンイーターズ(1886〜1889)-ボストン・レッズ(1890)-シンシナティ・レッズ(1891)

19世紀最高のフィネスピッチャー

1884年成績 75試合 59勝 12敗 2S 1.38

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パワナンバー:12500 72340 98979

ぐうれじぇシリーズ第5弾は、今から140年前の名投手、オールド・ホス・ラドボーン投手です。オールド・ホスは愛称だったが、選手登録もこの名でされている。再現年はMLB歴代最多のシーズン59勝を記録した1884年

当時のメジャーリーグナショナル・リーグアメリカ・アソシエーション、ユニオン・アソシエーションの3リーグ制。この年新設されたユニオン・アソシエーションが既存2リーグの選手の引き抜きを画策したことで両リーグのチームは混乱に陥っていた。

ラドボーンが所属していたプロビデンス・グレイズも例外ではなく、ラドボーンと共に二枚看板となっていたチャーリー・スウィーニーがシーズン途中に移籍。ラドボーンはこのことを逆手に取り、「残り試合を全て投げる」ことを条件にFA権を要求*1。その後37試合連続で先発のマウンドに上がり、32勝を上げる活躍を見せた。シーズン全体では75試合(73先発)で59勝を上げ今もなお残るMLBシーズン最多勝利記録となった。

投手としてのタイプは速球に頼るパワーピッチャーではなく、優れたコントロールと変化球、緩急で打ち取るフィネスピッチャー(技巧派)。浮き上がる直球"ライジングファスト"、ドライスピットボール、チェンジアップ、スクリュー、シュート、スローカーブを駆使して打者を翻弄した。

  • 基礎能力

球速 148km/h:当時は本塁から投球位置までの距離が50フィートと短かったことや、そもそも記録が少ないこともあり正確な球速は不明。ただ速球で押していくタイプでは無く、変化球や緩急を使って打ち取るタイプということなので、現代の技巧派らしい球速にした。(完全主観)

コントロール A82:BB/9=1.30とかなり四球は少ない。しかし当時の四球のルールは今と異なり、進塁するには6球見送らなければいけないルールだった。なので1.30という数字をそのまま使用するのは抵抗があったため、補正をかけて再計算*2。その結果BB/9=1.92になったのでこの数字でコントロールを決定。

スタミナ S100:75登板 618.2イニングなのでスタミナはカンスト

変化球:変化球は上に挙げたものを全て採用。総変化量は13。

ドライスピッター 4:ドライスピットボール。スピットボールは違反投球だが、これは細工のされていないボール。なんでも指が長くしっかりボールを握れたらしい。ナックルのような変化ということでナックルベースのオリ変で再現。f:id:tenka-pawa:20240212210306j:image変化やブレーキを少なくし、スルッと変化するようにした。

チェンジアップ 4:スローチェンジアップとも。かなり球速差があったようで、「それ以来再現されることのないスローボール(直訳)」と評されている。本当もっと球速差を出したいところだったが、オリ変を使ってしまっているので断念。

シンカー 2:スクリューボールパワプロでは右投手にスクリューをつけることが出来ないのでシンカーで代用。

シュート 2:左打者へのインシュート。

スローカーブ 1:カーブは他にも鋭く変化するものも投げていたらしいが、今回は直接記載があったスローカーブを採用。

ミート E42・パワー E40:二刀流としても活躍していたが、打撃成績は秀でていたわけではない。プロ入り当初は野手だったが、打撃不振で1年で解雇されたこともある。

走力 E42:二塁打三塁打数からは脚が速いとは言えず、どちらかと言えば遅い方になると思われる。

守備適性:野手としての出場はOFが1番多く7試合、1B 5試合、SS 2試合、2B 1試合。この中でもOFは前年まで3年連続で20試合以上、通算で118試合出場しているので適性◯。あとのポジションは適性あり止まり。

  • 特殊能力

ノビB:浮き上がる直球は今回はノビのある直球という解釈でノビを上げた。

ガソリンタンク:シーズン後半を1人で投げ抜いたことから。正直スタミナS100+ガソリンタンクでも再現は出来ないと思う。

変幻自在:緩急を活かしたピッチング。投手としての1番の特徴なので金特で。

尻上がり:先発時全試合完投。

サヨナラ男:1884年では無いが、1882年にメジャーリーグ初、1-0の試合でのサヨナラホームランを放っている。ちなみにその試合はRFとしての出場。

ポーカーフェイス:脚光を浴びることは求めず、インタビューやファンサービスもなかったので、無愛想な人間だと思われていたという。

  • その他

フォーム:アンダースロー。というのも1882年まではアンダースローのみという制限があったため。一応1883年にサイドスロー1884年にはオーバースローも解禁されたが、ラドボーンはアンダースローを続けたとされている。

ただしアンダー〜オーバーまで全ての角度で投げていたという記述もあり、個人的にもそちらの方を取りたい*3。……生憎パワプロにはそんなフォームはないのでしぶしぶアンダースローにした。

背番号 11:この時代にそんなものはねぇ!なんならグラブすらデカい手袋だった頃。

ないので適当に守備番号1でいいかとも思ったが、なんか面白くないので1929年の背番号正式導入を参考に。投手は11〜21をつけたようなのでその中で1番若い11とした。

*1:今のFA制度が出来たのはこの92年後のこと。この時のFA権は球団に保有権を放棄させるような権利だと思われる。この要求が通ったかは不明であり、そもそもチーム自体が2年後に解散している。

*2:単純に四球と六球なので当時の四球数を1.5倍しただけ。

*3:というか投げないわけがない、というのが調べていた時の感想。